青と赤と紫の啓示

それは突然やってきた
―B30天を地に下ろす―


この世は、火地風水がすべてを浄化する。

 

火はそれを焼き尽くして清め、

水はそれを洗い流して清め、

風はそれを吹き飛ばして清め、

地はそれを無に帰す。

 

この世には常にあるものなし。

よって今手にある喜びも悲しみもいつかはなくなる。

ならば喜びの時はそれを精いっぱい享受し、悲しみの時はいつかは消えゆくものと知るべし。

この世で手にするものはすべていっときの露である。

流れ、消えてそしてまた現われる。

今一度、何故生まれてきたのか思いおこし、ただ一日を魂を磨くために淡々と生きるがよい。

楽しみ、施し、他人に心を砕いて与えよ。
それが生きる目的である。

手に入れることや、手に入れたものに執着する必要はない。

ただあるがままに人生を受け入れよ。

そしてそれが素晴らしい人生になるようにストーリーを書けばいい。

今一日が幸せな一日でありますように。 

「よい哉弟子たちよ」

この世はすべて幻であり、無である。

手に取れたと思うものは、魂の生涯から見ればただ一瞬のことである。

だからそのことで苦しみや悲しみを感じることはない。

手に取れるものに執着することは無駄なことである。

砂のように一瞬は手に取れても、すぐに形はなくなってしまうのだから。

現世界はそのようなものである。

そしてもう一つ大切なことは、もし手にしたいと思うものがあるのなら、ただ思い描けばよい。

ストーリーは書かれた順序で再現されていくのだ。